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カルシウムとは?
[ 40] カルシウム
[引用サイト] http://www.hosp.go.jp/~wsaitama/bone/bone2.htm
厚生労働省は日本人のカルシウムの必要量を1日700mg(*)と定めています。これはあくまでも最低限であって、骨粗鬆症を予防しようとするなら1日800mgは必要です。(欧米では1200mg以上の摂取が推奨されています。) 日本人が実際に摂取しているカルシウムの量は2000年の調査でも1日550mg程にとどまっていて、すべての世代で厚生労働省の定める最低限の必要量700mgすら満たしていません。 カルシウム摂取の許容量の上限は2300mg/日で、日本人の通常の食事では過剰になることはまずありません。 牛乳、乳製品はカルシウムの含有量が多いだけでなく、カルシウムの吸収率がもっとも高い食品です。(吸収率 約40%) 乳製品の摂取量が少ないことが、日本人のカルシウム摂取が不足する一因とされています。(魚や大豆製品など、乳製品以外の食品からは日本人は欧米人よりはるかに多くのカルシウムをとっています。) 乳製品なしでは、日本人の一般的な食事で摂取できるカルシウムは1日200〜400mgほどです。これに牛乳1本を加えるとさらに200mg補給することができますが、これでもまだ骨粗鬆症の予防・治療に必要な分は確保できません。 豆腐などの大豆製品は、乳製品に次いでカルシウムの吸収率の良い食品です。さらに、女性ホルモンに似た働きをする「大豆イソフラボン」を含み、骨粗鬆症や更年期障害などに効果があります。 少し大きめの木綿豆腐半丁や厚揚げ半丁は、コップ1杯の牛乳やヨーグルトに匹敵するカルシウムを含んでいます。 牛乳を飲むと下痢になる人や、高コレステロールや肥満が問題になる人に限らず、毎日の食事に大豆製品を積極的に取り入れてください。 魚、エビ、カニ、イカ、タコ、貝類などの魚介類は日本人のタンパク質とカルシウムの摂取に欠かせない食品です。(牛肉、豚肉、鶏肉にはカルシウムはほとんど含まれていません。) とくに、しらす干し、めざし、田作り、みりん干しのような骨ごと食べられる小魚や桜エビは、他の魚介類の何倍ものカルシウムを含んでいます。食事の量が減っている高齢者ではこのような食品を上手に利用するとよいでしょう。 野菜や海草のカルシウム吸収率はあまり高くありません(吸収率 約19%)。小松菜や春菊のようにカルシウムを多く含む野菜もありますが、野菜だけで十分なカルシウムをとることは不可能です。 しかし野菜や海草はいろいろなビタミンや食物繊維の摂取のためにも大切な食品です。ゆでる、炒めるなど調理方法を工夫して、いろいろな種類を毎日たっぷり食べるようにしましょう。 牛・豚・鶏などの肉類、米・麦・そばなどの穀類、きのこ類や果物にはカルシウムはほとんど含まれません。 牛乳やチーズが苦手な方、糖尿病や高脂血症、痛風などのため食事制限が必要な方、高齢で食が細くなっている方など、食事ではどうしても必要な量のカルシウムをとりきれないことがあります。その場合はサプリメント(補助食品)を利用することも一つの方法です。 薬局などでさまざまなカルシウムのサプリメントが市販されています。食事で不足しているカルシウムの量を計算して、必要量をサプリメントで補給します。効能にそれほど差はないので、食べやすく、価格の手頃なものを選ぶといいでしょう。 最近、骨粗鬆症の治療薬が次々に開発され、治療に効果を上げるようになってきました。これらの治療薬は、主として骨を溶かす破骨細胞(前章『骨の話』を参照)の働きを抑えることによって骨密度を高めます。 病院で骨粗鬆症の治療を受けている人の中には、「薬を飲んでいるからそんなにカルシウムをとらなくても大丈夫」と思っている人もいるようです。しかし、骨を作る材料はあくまでもカルシウムです。カルシウムが不足していれば骨粗鬆症治療薬も効果を上げられません。
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[ 41] 「カルシウム百科事典」特集-人間の体に必要な栄養素
[引用サイト] http://www.calcium-pedia.com/
皆さんは子供の時、「カルシウムをたくさん取らないと、身長が大きくならないよ!」と親御さんに言われた経験はありませんか?カルシウムは私たちにとって欠かせない栄養素ですが、現在ではより研究が進み、炭酸カルシウムのようなカルシウム化合物の類もたくさんあります。 カルシウムはホネの主成分です。それ以外にもカルシウムは体のいろいろな器官の機能に関係する、非常に大切な栄養素の1つです。ですからカルシウムが不足すると皆さんもご存知の通り、健康に良くない影響が出ます。 カルシウムはホネや歯を作っている栄養素なので、カルシウムが不足すると、特にこれらの部分に大きく影響がでます。カルシウム不足で歯がもろくなるというのは、この典型的な例です。このサイトではこれ以外にも、カルシウムが不足すると一体どのような症状が現れるのかを詳しく紹介します。 カルシウムは私たちの体の構造そのものに影響を及ぼすだけでなく、他にもいろいろな効果があることが最近の研究でわかってきました。例えばカルシウムは、幾つかの疾患を予防するのに役立つ事がわかっています。またそれだけでなく、カルシウムにはダイエット効果まで期待できるのです。これらカルシウムが私たちの体にもたらす効果を、このサイト内で詳しく紹介します。 では実際にカルシウムを人体に効果的に取り入れるには、どうすれば良いのでしょう?最近ではサプリメントなども多く発売されているので、そのような手段でカルシウムを補うことは可能です。しかしカルシウムを有効に体内に取り入れるには、やはり毎日の食生活を考える事が基本になります。しかしカルシウムが含まれる食品と言っても、すぐにたくさんイメージが湧いてくる方は、それほど多くないのではないでしょうか?ですからここでは、そんなカルシウムが多く含まれている食品も紹介します。 最初にお話した通り、カルシウムは子供の成長には欠かせません。しかし現在では子供たちの偏食(食品の好き嫌い)が一段と進み、なかなか毎日の生活の中で効果的にカルシウムを摂取できていないのが現実です。そのような現状を変えるためには、親御さんはどのような対策を練れば良いのでしょうか?このサイトの中で、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。 カルシウムは他の分子と結合しやすい性質を持っているため、地球上には現在たくさんのカルシウム化合物が存在しています。「炭酸カルシウム」「塩化カルシウム」「乳酸カルシウム」のようなメジャーなカルシウム化合物は、学校などでも習いますよね。ここではそのようなメジャーな化合物から、「ケイ酸カルシウム板(珪酸カルシウム板)」「リン酸カルシウム」のようなものまで紹介します。これらの物質には共通してカルシウムが含まれていますが、その特徴や効果が全然違うことも少なくありません。例えば・・・。 塩化カルシウムは水に溶けると発熱するという性質があるので、融雪剤に利用されています。それに対して炭酸カルシウムは水に溶けにくいという性質があるので、錠剤やパウダーなどに利用されています。また炭酸カルシウムの特性を利用して、人口温泉を作る事までできるのです。同じカルシウム化合物なのに、ここまで特徴に違いがあるのはビックリですよね。 このようにカルシウムは、どの物質と結合するかによって、全く別な性質を持つ新しい物質に生まれ変わります。このサイトでは、先ほど紹介した炭酸カルシウムを利用した人工温泉の他にも、いくつか実例を挙げてカルシウムを新技術に応用している例を紹介します。またSF的な話として、将来的に発明されたら面白いカルシウム化合物を考えてみたいと思います。 ここまででお話した通りカルシウムと一口に言っても、「カルシウムの効果」「カルシウム化合物」のように、見方によっていろいろな切り口があるのです。このサイトではそのようなカルシウムのいろいろな側面を、皆さんの実生活のお役に立てるような項目ごとに分けて紹介します。 カルシウムは化学的には原子番号20番の元素で、「Ca」と表記されます。この「Ca」は英語の「calcium」を略した表記ですが、この「calcium」という英語は元々、「calx」というラテン語に由来しています。この「calx」というラテン語は、石(石灰岩)や砂利という意味です。ですから言葉の順番的には【calx→calcium→Ca】となりますが、石や砂利の硬さとホネや歯の硬さには、なんとなく共通したイメージがありますよね。つくづく人間の想像力の豊富さを、思い知らされるエピソードのような気がします。
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